医療薬学フォーラム2022 第30回クリニカルファーマシーシンポジウム医療薬学フォーラム2022 第30回クリニカルファーマシーシンポジウム

MESSAGEご挨拶

医療薬学フォーラム2022
第30回クリニカルファーマシーシンポジウム
実行委員長 石川 和宏
(北陸大学薬学部 教授)

 この度、「医療薬学フォーラム2022/第30回クリニカルファーマシーシンポジウム」を、2022年7月23日(土)・24日(日)の2 日間、北陸大学薬学キャンパス 薬学別館(アネックスファーム)(石川県金沢市)において開催することとなりました。新型コロナウイルスの感染拡大という歴史的な大きな経験を経て心身ともに癒やせる観光都市である金沢に皆様をお迎えすることができ、誠に光栄に存じます。
 医療薬学フォーラムは、今回で第30回を迎えます。この歴史ある会の参加者は、病院薬剤師、薬局薬剤師、薬系大学の研究者、および薬学生、製薬企業の研究・開発・医療情報担当者など多岐にわたります。このことは、本学術集会が薬学領域の基礎と臨床における研究相互の有益なかけ橋となり、画期的な医薬品や治療法の開発に資するなど誠に貴重な機会となっていることから、その特性が高く評価されています。
 今回のテーマは、『枝葉が伸び、花が咲き続ける医療を支える根幹たる医療薬学の新たな挑戦』と致しました。歴史に残る新型コロナウイルスの感染拡大という大変な経験を強みに転化しながら日々目まぐるしく進歩し、より高度に複雑化していく医療現場に対して薬学の基礎と臨床がうまくかみ合ってハイレベルな専門性へと一層磨きをかけることで患者個々人に対して適切な医療が提供できるような議論の場を提供したいと考えています。また、医療現場、および教育・研究現場の関係者が集い、これからの薬学研究の発展ならびに薬剤師の能力・資質の向上を図ることも本会の目的の一つにもなっているところです。
 本フォーラムではこのような視点のもと、特別講演をはじめ教育講演、シンポジウム、共催セミナーなど鋭意準備をすすめております。参加された皆様の今後の医療を大きく発展させようとするその高い志に少しでも応えることができれば、関係者一同この上ない喜びであり、そうなることを心より祈念して挨拶のことばとさせていただきます。